子どもの頃に、豪華なお肉や普段飲めないような高級感あふれるジュースが届いて楽しかった思い出がある人も多いのではないでしょうか。大人になるとこちらからも贈る必要が出てくるお歳暮。実はなぜ贈っているのかよく分かっていないという方も多いのではないでしょうか。そして、大人になってから意味を聞くにはちょっと恥ずかしく、なかなか意味を知らずに送っているという人も多いはずです。

お歳暮は、1年間の感謝の気持ちとして、日ごろからお世話になっている人などに贈るものの事です。始まりは江戸時代で、盆と暮れの年に二回、長屋の大家さんや日ごろから良くしてくれている取引相手などに対して、日ごろのご愛顧を感謝して送っていたのがルーツとされています。また、お世話になった感謝とともにこれからの付き合いに関して「よろしくお願いします」という意味合いも込められていました。江戸時代からの風習が今でも根付いており、現在のような形として残っているのです。

お歳暮は1年間の締めくくりという意味合いがあるので、贈る時期としては11月から12月にかけてが一般的。西日本と東日本ではその時期が少しずれています。西日本では12月13日から20日前後までとされていて、東日本では11月下旬から12月20日前後です。少しですが、西日本の方が時期としては遅くなっています。

昔からの風習で贈るものなので基本的なマナーは押さえておきたいところ。一般的に送り先の地域の習慣に合わせて贈ることがマナーです。西日本と東日本で時期が違うので間違えないように気を付けると良いでしょう。お歳暮のことならこちら